JaSST Online Edelweiss-レポート

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JaSST Online Edelweiss

JaSST Online Edelweiss レポート

※本レポートは、都合により写真・資料を公開していないものもございます。あしからずご了承下さい。
NPO ASTER 活動報告

ASTERレポーターによるJaSST参加レポートも併せてご覧ください

  • その他、当日の様子は Togetter をご覧ください。

コンセプト ~JaSST Online Edelweiss参加のお誘いより~

JSTQB Foundation Level を取得したものの、それ以降の ソフトウェアテストの学習方法について具体的なビジョンが見えず、立ち止まってしまっていませんか?
ITの背景を持たずに業界に入り、戸惑っていないでしょうか。
またそのようなルーキーに対しどのように指導していくべきか、迷っている先輩たちはいらっしゃいませんか。
ソフトウェアテストに従事する我々は、一般的な開発職に比べると初心者向けの書籍や勉強会が少なく、テストベースが必要になるので独学しにくいという課題があると感じています。
今回は、そんな新人時代を乗り越えて現在も活躍していらっしゃる3名の方々にお話を伺います。
そして自分が気になっていることを意見交換する参加者同士でのグループトークの後、ふりかえりワークで今後の自分なりの学習の道筋が立てられ、先輩たちは教育方針を定める手段のヒントが得られる(暗黙知が形式知化される)ことを目指しています。
エーデルワイスの花言葉は「大切な思い出」「勇気」です。
当日参加した他の悩める参加者たちから「大切な思い出」をもらい、人生の目標のために「勇気」をもってこの経験を糧にし明日への一歩を踏み出しましょう。

オープニング

セッション S0

オープニング

(JaSST Online 実行委員会)

ライトニングトークセッション

セッション S1


登壇者3名から次のようなお話をしていただきました。

  • これまでどう突き進んできたか(学習方法や業務の都合で得たことなど)
  • 今時点の目標と、そのためにどうしているか
  • どういうことに悩んでいたか/いるか

「テストマスターへの道」

とのの

登壇者プロフィール
写真:とのの 氏

とのの

2015年の転職をきっかけに、テスターとしてのキャリアをスタートする。
2019年より現職にて、QAエンジニアとしてチームの立ち上げやスマホアプリの開発、運用のQAおよびカスタマーサポート等を担当。
テスト設計やQA活動のクリエイティブさに惚れこみ現在も日々勉強中。
Twitter:@tonono2587

セッションの内容

他業界からIT業界に飛び込んだとののさん。テスト実行者からテスト設計者、さらにはマネジメントまで任され、社内ではQAといえばとののさんと頼りにされる存在になれたとのこと。とにかく上手くなりたいとの気持ちを実現するためには技術書や勉強会を通じてスキルアップするしかないと思い取り組んだとのこと。それらで身につけた知識を仕事で実践し、さらには得られたことをブログなどで発信するというサイクルを通じて、自分のようにQAが楽しいと感じる人を増やすことに貢献したいそうだ。

「『一通りできるようになった』その先の話」

ひとみ(サイボウズ)

登壇者プロフィール
写真:ひとみ 氏

ひとみ(サイボウズ)

食品メーカーにて研究開発に従事した後、2019年に未経験者採用でQAエンジニアとしてサイボウズへ入社。
入社後から現在まで同じ製品の品質保証業務を担当。
QAエンジニアの新メンバーを対象にしたQA入門講義の運営にも携わっている。
Twitter:@hitomi___kt

セッションの内容

学生時代は生物研究をしていて、卒業後は食品開発の研究をしていたというひとみさん。未経験OKの求人を探し、サイボウズに出会った。本ライトニングトークでは3年目以降の悩んだお話を伺った。
今後伸ばしたいこととして、「実装観点で不具合を防ぐ」「ビジネス観点で価値を高める」観点の具体例をお話された。まだまだ「できた」とはいえず、正解もなく日々悩んでいる、でもプロダクトは好きで価値を届けたいと思う、と語った。

「立ち止まっても、寄り道しても」

かとあず(家登あずさ)(弥生)

登壇者プロフィール
写真:かとあず(家登あずさ) 氏

かとあず(家登あずさ)(弥生)

2009年1月にテスト実施者としてソフトウェアテストに関わり始める。
2017年2月より現職。6年間で7つのプロジェクトを渡り歩いている。
2019年からソフトウェアテストのコミュニティーに参加。
ソフトウェアテスト歴10年を超えてようやく、ソフトウェアテストの奥深さを知り、沼に片足を入れ始める。
Twitter:@kato_az

セッションの内容

テスターとしてのキャリアを歩んでから15年目のかとあずさんは、JSTQB Fundation Levelを取得してから10年立ち止まっていたと語る。止まった歩みがまた進むまで、そして進んでいる今までの実体験を中心としたお話を伺った。
JaSSTの存在は知っていても参加したことはない、書籍の情報を業務にどう落とし込んだらいいのかわからない。そんなリアルな実体験に始まり、今に至るまでの様々な寄り道と歩みを辿った。最後にこれからの目標や考え方についても語った。

パネルディスカッション

セッション S2

パネルディスカッション

セッションの内容

モデレータには実行委員のとろさんが務め、ライトニングトークに続き3名がパネラーとして登壇した。
実行委員で検討したテーマの他、参加者の事前アンケートからも質問をピックアップして議論した。

以下にいくつかの議論を紹介する。

  • Q. 勉強会への参加の仕方
  • A.
    • 同僚や参加した勉強会で感想や悩みを共有できる場所があるものが良かった
    • テスト設計がうまくなりたかったときに、テスコン決勝戦の見学も良かった
  • Q. 勉強会の学びを業務に落とし込むコツ
  • A.
    • 「これだけはもって帰る」という目標をもっておく
    • 仕事に今すぐいかせなくてもメモをしておく、自分の引き出しをつくる
    • 日報などをチェックしてチームの悩みも把握しておく
  • Q 家庭の事情等で学習時間の確保が難しい場合
  • A.
    • 「勉強しなくちゃ」だとつらいので習慣に組み込むことで自分を騙す
    • 勉強会に参加している人と友達になりアウトプットを共有してもらう

Ask the Speaker&グループトーク

セッション S3

Ask the Speaker&グループトーク

セッションの内容

前半のライトニングトークおよびパネルディスカッションを踏まえて気になったことを登壇者に深堀りしたり、実行委員が用意したテーマをトピックとしてトークセッションを行った。

Ask the Speaker&グループトーク

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ふりかえりワーク

セッション S4

ふりかえりワーク

セッションの内容

参加者1人1人がイベント当日のふりかえりを行い、これからの学習計画を考える「自問自答ワーク」を行った。

ふりかえりワーク1

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ふりかえりワーク2

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3~4名でグループごとに分かれ、もくもくワークの後にグループ内で共有会を行い、それぞれの考え、当イベントのセッションで刺激を受けた言葉等を語り合った。

クロージング

セッション S5

クロージング

(JaSST Online 実行委員会)

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